ヒトプラセンタ
ヒトプラセンタは人から集められるものです。
プラセンタは赤ちゃん(胎児)を母体内で育てる臓器で主に胎盤とへその緒からなります。
ヒトも含め、哺乳類に共通の組織で、出産時に赤ちゃんと一緒に母体外に排出されます。
人のプラセンタは出産後、医療廃棄物として処理されています(東京の場合)。
ですから産婦人科から入手する事になります。妊婦からとったプラセンタを薬として使用する場合も、妊婦の承諾をえる制度はありません。
日本国内で満期正常分娩によって出産した人のプラセンタを原料として使用する場合、出産される母親の血液検査を行い、ウイルス等で汚染されていないプラセンタを使用します。
自然界で動物は出産後に自分のプラセンタを食べてしまいますが人間のプラセンタも食べられます。但し、自宅出産した場合のみです。
日本では薬事法の定めにより、ヒトプラセンタは医療用の注射液以外に使用できません。
医療用のプラセンタ注射液は直接体内に取り込むものなので拒絶反応を起こさないよう、人間のプラセンタを加工したものが使われています。
ヒトプラセンタ製剤(ラエンネック)は日本国内で採取されるヒトプラセンタを原料として製造され、厚生労働省認可の特定生物由来製品に指定されています。ヒトプラセンタ製剤の製品は、梅毒、結核、淋病、B型肝炎、C型肝炎、エイズ、成人T細胞白血病、伝染性紅斑(リンゴ病)の汚染が無いことを確認後、出荷されています。
ヒトプラセンタ製剤による感染症伝播の報告は、現在までに国内外ともにありません。ヒト組織由来の蛋白・アミノ酸製剤であるため、ショック症状の発現の可能性が有り得ます。
ヒトプラセンタ製剤(メルスモン)は日本国内で採取されるヒトプラセンタを原料として製造され、厚生労働省認可の特定生物由来製品に指定されています。製品は塩酸による加水分解と高圧蒸気滅菌を行っているため、各種ウィルス・細菌は不活化され、ホルモン・たんぱく質・異常プリオンを含有しません。
また、これまでにメルスモンによる感染症の報告はありません。
メルスモンの投与方法は筋注あるいは皮下注のみです。
プラセンタ注射の部位の疼痛、過敏症(発熱、発疹)、悪寒などが生じることがあります。
ラエンネックとメルスモン両者とも、ウィルススクリーニングのための核酸増幅検査を実施し、適合した国内のヒト胎盤を製造に使用しています。
しかし、当該NATの検出限界以下のウィルスが混入している可能性が常に存在し、ヒト胎盤を原料としていることに由来する感染症伝播の危険性を理論的には完全に排除することができません。
また両者とも、現在まで国内外において本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病等の感染症が伝播したとの報告はありませんが、理論的な伝播のリスクを完全には排除できず、未知の予測できない未知のウィルス・細菌なども完全には排除できません。このことから、プラセンタ使用者は、献血を控えることが求められます。
日本は少子高齢化が進み、日本の国内で採取されるヒトプラセンタは不足しています。
しかし日本人の健康志向は高まり、美容から健康まで広範囲に効果を発揮するプラセンタの需要は増加の一途を辿っています。
余談ですが、出産した知人の家に遊びに行った時、その知人の出産した時のプラセンタを野菜炒めにして食べさせてもらった、と友人が言っていました。。。
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