ブタプラセンタ
プラセンタ化粧品の原材料は豚のプラセンタを使用する場合が多くなっています。
プラセンタは医薬品に使用されているものすべて、ヒトプラセンタ、医薬品以外のプラセンタは、日本国内では狂牛病が心配されている為、ウシプラセンタはほとんど使用されておらず、豚や羊のプラセンタが使用されているようです。
市販されているプラセンタを見てみると、成分表示の所に「プラセンタ(P)」と書かれているものがあります。この「P」は「豚 (Pig)」のプラセンタである事を表しています。 豚は臓器移植にも使われるほど人間との相性が良いのです。
人にはヒト・プラセンタの方が効くのではないかと思われるかもしれません。しかし製品になったプラセンタで比較すると、ヒト・プラセンタよりもブタ・プラセンタの方が有効成分が多く含まれているようです。
プラセンタは原材料の時点ではブタ・プラセンタよりもヒト・プラセンタの方が有効成分が多くても製品にする過程でヒト・プラセンタの有効成分が多く失われるため、プラセンタが製品として加工された後では、結果として、ヒト・プラセンタよりもブタ・プラセンタの方が有効成分の残留率が高くなるからです。
ヒト・プラセンタは医療用に使用する事が多く、安全を確保するため、処理の過程で有効成分まで分解されてしまうのです。
ブタプラセンタの中には、国産のSPF豚の胎盤を原料とするSPFプラセンタというものがあります。
SPFプラセンタは、日本SPF豚協会が定めた特定の微生物や寄生虫に由来する悪性の病原菌を持たない豚から採取された国産プラセンタのことです。
SPFプラセンタは、危険性がある菌などに感染しないよう厳しい管理のもとで育成された豚から得られたプラセンタを原料としているため、SPFプラセンタに未知の病原体が存在する確率は非常に低いと考えられます。
SPFプラセンタの「SPF」とはSpecific Pathogen Freeの略で、あらかじめ指定された病原体をもっていないという意味です。日本のSPF養豚では、以下の疾病を指定しています。
排除対象疾病: オーエスキー病、豚流行性下痢症、伝染性下痢症、萎縮性鼻炎、マイコプラズマ肺炎、豚赤痢、サルモネラ・コレラ・スイス感染症、トキソプラズマ病
監視(モニタリング)対象疾病: 豚繁殖・呼吸障害症候群、豚胸膜肺炎、内・外部寄生虫
SPFプラセンタの原料となるSPF豚は無菌豚ではありません。SPF豚は安全と考えられる菌は持っています。
プラセンタは生物由来であるため、未知の病原体が含まれる可能性があると考えられています。しかし、SPFプラセンタの場合、厳しい管理下で特定の微生物や寄生虫に由来する悪性の病原菌が入り込まないようコントロールされた豚から取得された胎盤を原材料としているため、未知の病原体が含まれる可能性が低く、通常のプラセンタより安全性が高いと考えられます。
プラセンタは加工段階で殺菌処理を行えば行うほどプラセンタの有効成分が破壊されていきます。SPFプラセンタの場合、加工前の原料段階で既に殺菌処理を行っているようなものですから、加工段階で過剰な殺菌処理を行わなくても良く、プラセンタの有効成分が通常の場合よりも損なわれないため、最終的に出来上がったプラセンタ・サプリやプラセンタ・コスメにおいて高い有効成分含有率を得ることができます。
SPFプラセンタでなくても、プラセンタのサプリメントなどで使われている豚由来のプラセンタは未知の病原体が存在していたとしても人間に伝播する確率は低いと考えられています。
これは「種の壁」が存在するという考え方の研究です。
トマトはトマト、人間は人間、お米はお米として遺伝子が交わることはない、それは微生物を例外として種の壁を超えて遺伝子は移動しない、といった考え方です。
種の壁はありますが、伝達リスクはゼロでないことを前提としています。
プラセンタ注射やプラセンタを点滴するなど直接体内にプラセンタを注入する以外の場合はプラセンタを加工される段階で行われる殺菌処理で未知の病原体が不活化される可能性が高いと考えられます。
プラセンタをサプリメントなどとして摂取する場合、プラセンタ注射とは違って、無利に体内に注入する訳ではありませんので、プラセンタによって未知の病原体が体内に侵入する確率は、通常のお肉などを食べるリスクと同じか、あるいは、熱処理などされている分リスクが低いと考えられています。
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