アトピー性皮膚炎の歴史
プラセンタが近年注目され始めた理由のひとつに、医療用に使用されるプラセンタがヒトに由来する成分であり、副作用がほとんどないということがあります。
プラセンタは最近注目されるようになりましたが、薬としての歴史は古く、日本でも50年前から肝臓の薬として処方されてきました。
アトピー性皮膚炎の「アトピー」の語源は「奇妙な病気」と言う意味のギリシャ語「アトピア」です。
アトピーの概念が提唱された20世紀の始めで、アトピーという言葉は、1923年にヨカとクックと言う二人の先生が、アレルギーの中の一つの型の概念として使った事が始まりです。
ヨカとクックはアレルギーを正常型と異常型とに分け、健康な人にも見られるアレルギー性接触皮膚炎(かぶれ)などを正常型のアレルギー、ある特定の体質の人だけに起きるアンルギーを異常型として「アトピー」と名づけました。
ホコリ、カビ、花粉、動物の毛といった、ありふれた物質にも過剰に反応し、花粉症や気管支喘息(ぜんそく)のように家族単位でみられることから、通常のアレルギーにはない奇妙な現象として「アトピー」と考えたのです。
アトピー性皮膚炎は1960年にアメリカのザルツバーガーが日本に始めて紹介いるまで、当時の日本ではあまり見られませんでした。
その後小児を中心に少しずつ増加し、最近では成人の例が増加し、社会的にも問題になっていきます。
初期の頃、1953年にステロイドの軟膏が作られていて、ステロイドで治療を行い、うまくアトピーをコントロールができるようでした。
小児科医の中では食物アレルギーが原因であるという考えが出てきて、卵、牛乳、大豆を除去した治療法も行われるようになりました。
その後これだけの除去では治らない例が出現してきて、米、小麦も除去する治療法がでてきました。
しかし、このような治療法では、逆に栄養状態が悪くなり、成長障害を引き起こす例が現われ、小児科学会で問題視されるようになります。
皮膚科医からはアトピーは食物アレルギーの関与は少ないとの意見もあり、家ダニが原因との考えが注目されるようになります。
1970年代までは主に小児のアトピーが多く、成長と共に治る病気と考えられていましたが、1980年後半位から成人のアトピーが出現し、現在に至ってます。
成人型のアトピー性皮膚炎の治療は難しく、文明病ともいわれています。アトピー性皮膚炎治療の歴史自体まだ浅く、多数の患者に共通する有効なものはないとされています
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